Girls! Run the world’21

 

 Good bye 2020, Hello 2021! Before start, I wanna say thank you to lovely readers. Last year I sometimes got messages about this blog and those were always my energy to keep writing. Hope you guys will enjoy and find somoething new from STRAWBERRY FEILDS FOREVER in 2021!

 迎春。明けましておめでとうございます。未だコロナ禍は続いていますが、2021年を迎えることができました。まずは、昨年このブログを読んでくださった皆様に御礼を!ときどき感想や、質問、励ましのメッセージを頂きましたが、どれもがブログを書き続ける活力でした。ありがとうございます。本年も読者の皆様がストロベリーフィールズで新たな発見に出逢えますよう、学び、経験し、私なりに表現していく気持ちでおります。

 

 Queen Bey sings "My persuasion can build a nation" in her song, "Run the World (Girls)". 

 New Year, New revolution! As you know there were the presidential election in the US last year. Finally Joe Biden’s victory has been confirmed and he is going to become the 46th president of the United States in 2021. The world pays attention to the changes brought by this regime change but I want to take notice the women who made remarkable progress.

 

 "My persuasion can build a nation, 私の(女性の)信念は国さえも築ける” ビヨンセは、"Run the World (Girls)"でそう歌います。

 

 さて、新年初のトピックは、昨年行われたアメリカ合衆国大統領選挙について。数ヶ月にも及ぶ不正選挙疑惑のいざこざはあったものの、正式にバイデン候補の勝利が確定しました。もうすぐ新大統領が誕生するよ。大接戦の後、共和党トランプ政権から民主党バイデン政権に移行することよってもたらされる変革に注目が集まっていますが、私はその裏で女性が踏み出した歴史的一歩に注目したいと思います。

 The first women is Jill Biden. She is Joe Biden’s wife and will be the First Lady. In HP of the White House, she has been introduced ”Dr. Jill Biden” since she was the Second Lady.

 まず1人目は、ジル・バイデン氏。彼女は、ジョー・バイデン氏の妻でありファーストレディとなる人です。彼女は、(副大統領の妻、セカンドレディだった頃から)ホワイトハウスのホームページで ”Dr. Jill Biden” と紹介されています。(Dr.なんてめちゃくちゃすごい!)

 The honorific title, "Dr" is for those who obtain Ph.D degree after long years of research. Not only the difficulty to get the degree in terms of taking many year, it is still not easy for women to pursue research career. My professor was working hard to take Ph.D, teaching at some universities and raising her daughter. We students were inspired a lot by her attitude towards career as woman.

 "Dr"というのは博士号を持つ人につく称号。大学院で修士号を取得した後も研究を続け、博士課程まで修了してようやく手に入れることができるもので、未だに女性の博士号の取得率は男性に比べて低いです。私の所属していたゼミの教諭は、教師としての仕事は勿論のこと、子育てや博士課程の研究を同時にこなしていて、私たち学生にとって最も身近なロールモデルだったし、私自身かなり影響を受けました。

 By the way,  Melania Trump, Donald Trump’s wife, and Michelle Obama, 44th President, Barack Obama’s wife are introduced without honorific title in the HP of the White House. Michelle Obama graduated from Harvard Law School and she has Juris Doctor degree (J. D.). Then what is the difference between Jill and Michelle? The answer is Jill kept teaching as teacher concurrently with Public affairs as Second Lady. She made a statement that she would continue working even after becoming First Lady.  From her tweet below you can see how difficult to separate 'teaching' from her. First Lady, Dr. Jill Biden who never gives up her career will be a great roll model for women from various generations .

 ちなみにトランプ大統領の妻、メラニア夫人や、オバマ元大統領の妻、ミシェル夫人は、ホワイトハウスのホームページにて敬称なしで紹介されてます。ミシェル夫人プリンストン大学を出てハーバードロースクールを卒業しているので、法務博士号(J.D)を獲得していますが、ジルとミシェルとの違いはなんでしょうか?それはジルがセカンドレディとしての公務をこなしながら自らのキャリアを積んでいたこと。彼女はファーストレディになっても仕事を続けたいと明言しています。以下でツイートを紹介していますが、(先生として)”教えること”は仕事なのではなく、彼女自身であると語っています。ファーストレディとして大統領を支えつつ、自らのキャリアも両立させる姿は様々な世代の働く女性のロールモデルとなりうるでしょう。

 

f:id:takeyouaway:20210117115212j:image VOGUE, February, 2021

 The second woman is Kamala Harris. She is going to be the next vice-President and the first women ever who take the post in the U.S. Here is a part of her victory speech.

So, I'm thinking about her and about the generations of women -- Black women. Asian, White, Latina, and Native American women throughout our nation's history who have paved the way for this moment tonight.

Women who fought and sacrificed so much for equality, liberty, and justice for all, including the Black women, who are too often overlooked, but so often prove that they are the backbone of our democracy. 

And what a testament it is to Joe's character that he had the audacity to break one of the most substantial barriers that exists in our country and select a woman as his vice president. 

But while I may be the first woman in this office, I won't be the last. Because every little girl watching tonight sees that this is a country of possibilities.

mainichi.jp

 2人目は、カマラ・ハリス氏。彼女は、バイデン候補の勝利によって次期アメリカ副大統領が見込まれる民主党議員です。これが実現すると、史上初の女性副大統領の誕生となります。VOGUEや、ELLEなどの表紙を飾り、様々なメディアで取り上げられていることからも大きく注目されているのが分かります。

まずは彼女の演説の一部をご紹介。

何世代もの女性たちのことを、この国の歴史における多くの黒人の、アジア系の、白人、ラテン系、ネイティブアメリカンの女性たちのことを私は思うのです。彼女たちによって今夜のこの瞬間への道が切り開かれました。女性たちは闘い、多くのことを犠牲にしました。すべての人々に平等、自由、正義をもたらそうとしたためにです。黒人女性たちはあまりにも見過ごされてきました。しかし、民主主義の根底にある大切な存在だと証明してきたのです。

(中略)ジョーはこの国の歴史に残る最も堅固なバリアを打ち砕き、女性を副大統領候補に選んだのです。私が最初の女性の副大統領になるかもしれませんが、最後ではありません。すべての幼い女の子たち、今夜この場面を見て、わかったはずです。この国は可能性に満ちた国であると。

www.tokyo-np.co.jp

 Four years ago, Hillary Clinton lost the previous Presidential Election and the dream, woman becoming the President in the U.S. didn’t come true. In her lost speech, she mentioned 

"I know we have still not shattered that highest and hardest glass ceiling, but some day someone will and hopefully sooner than we might think right now

And to all the little girls who are watching this, never doubt that you are valuable and powerful and deserving of every chance and opportunity in the world to pursue and achieve your own dreams"

edition.cnn.com

 ちなみに、4年前の大統領選挙でトランプ大統領に敗れ、アメリカ合衆国初の女性大統領となることが惜しくも叶わなかったヒラリー・クリントン氏は敗北を宣言するスピーチにおいてこう話しました。

「私たちは最も高い『ガラスの天井』を打ち破ることはできませんでした。でも、いつか誰かが打ち破るでしょう。そのときが、今、私たちが考えている以上に早いことを望みます」

そして、全ての少女たちに聞いて欲しい、と言葉を続けた。

「あなたは、価値がある存在で、しかも力強い。あなたの夢を実現する機会を追い求めるに値するんです。そのことを、決して疑わないで」

www.buzzfeed.com

 After 4 years, a brave woman, Kamala Harris reached the position vice- President. It won’t be long before the day breaking the highest glass ceiling comes.

 それから4年、カマラ・ハリスという女性がアメリカ合衆国の副大統領という役職までたどり着きました。クリントン氏が切望した女性大統領の誕生というガラスの天井が打ち破られる日もそう遠くない未来に実現するかも。女性にとって大きな希望だ。

 

  3人目は大統領選からはちょっとだけ脱線するので日本語でだけ。バイデン氏率いる民主党の議員であるアレクサンドラ・オカシオ=コルテス氏について(民主党候補選においてバイデン氏の支持者ではなかったのですが)。彼女は2018年の選挙で誕生した史上最年少の女性下院議員で、AOC(名前の頭文字)という愛称で親しまれています。AOC女性差別の問題に対しても声を上げているのですが、昨年の7月、女性蔑視に対するスピーチが話題となりました。

 事の発端は、アメリカ下院議事堂で共和党議員のテッド・ヨーホー氏が、AOCが去った後、”fucking bitch(尻軽女)”と罵ったのをその場にいた記者が聞いていたため大きな問題に。これに対してAOCは、「私はがここにいるのは、両親が私を男性からの虐げを黙って受け入れるような女性に育てていないことを示すためです。」とコメント。(カッコイイ.......!)

 ヨーホー氏に反論するだけでなく、女性蔑視的な暴言が未だ社会に根強く蔓延っていることを問題提起したことの意味はとても大きいと思います。AOCはスピーチの中で、彼女がこれまでに同様の差別発言を街中や、地下鉄、バーといった場所で受けてきたことを明らかにし、いかに女性蔑視が日常生活に存在するかを示しました。ニルヴァーナカート・コバーンは1993年のBlank on Blank において「俺は女性が不当に扱われていて、社会的に抑圧されていると感じてた。ビッチとかヤリマンとか、そういう言葉が当たり前のように使われていることに違和感を覚えていたんだ」という言葉を残しています。

 残念ながら現代の今もこの当たり前は変わっていません。性差別的な言葉が当たり前だと、差別はいつまで経ってもなくならないよね。そうした問題に一石を投じる女性政治家がAOCなのです。彼女のスピーチ動画のリンクを貼るので興味のある方は見てみてください。(Instagramでかなりシェアされたので見た人も多いかも!)

www.facebook.com

 
This time I picked up two women who took great steps to women's future. A woman never gives up her career even after she will be a First Lady, another women broke one of the highest glass ceiling. They show us how powerful women are. So...already know this

 Who runs the world......? Girls!

 

 今回は、アメリカ合衆国大統領選挙から浮かび上がるパワフルな女性3人を紹介しました。ファーストレディになっても自らのキャリアを諦めない人、アメリカ史上初の女性副大統領としてガラスの天井を打ち破る人、女性下院議員当選最年少記録を更新し、差別撤廃に声を上げる人。彼女達から女性の可能性は無限であることを知り、パワーを受け取ってもらえるとうれしいです。

 この世界を回すのは?ガールズ!